自由体操~人生は体操だ。

心がけるだけでだるさも痛みも運動不足もぜんぶ解消

毎日使う。毎日動かす。柔軟性維持こそアンチエイジング

f:id:jiyutaiso:20180605223918j:plain

ちかごろ、毎日1個、または2個、選択バサミが砕け散ります。

4,5年前に100均で買ったやつです。

外に置きっぱなしにしてました。

経年劣化

プラスチックが硬くなってしまった。

硬くなったから砕けた。

硬い=もろい

金属とガラスはどっちが硬いでしょう?

答えはもちろん、ガラスです。

金属は砕けませんが、ガラスは割れます。

針金は曲がりますが、ゆでる前のスパゲッティは折れます。

(ゆでたら折れません)

硬い=強い、ではありません。

強い=しなやか=やわらかい、です。

 

加齢=老化=劣化。それはいかん。

今朝、洗濯ばさみが砕け散りました。

たぶん紫外線のせいでしょう。

水分含有量も減少したのでしょう。

これって、、、

人間も、ですね。

人間だと硬化は、

老化 です。

人の体も歳をとると硬くなります。

硬くなればもろくなります。

人の体は洗濯バサミよりかなり厄介です。

人の体は硬くなると血流量が減ります。

血が流れにくい体には老廃物がたまり疲れが溜まります。

体のあちこちが痛くなります。

疲れたり痛くなると人は体を動かさなくなります。

動くはずの人間が動かなくなると硬化が急速に進んでしまうのです。

洗濯バサミも同じです。

洗濯バサミは自ら動きませんが、動くようにできています。

動かしていれば寿命は延びていたはずです。

(紫外線も避けてあげるべきです)

 

古代ギリシャの哲学者が言いました

硬くなる原因は2つあります。

① 乾燥

② 静止

まずは、乾燥から。

乾燥とは「水分」が失われることです。

乾燥野菜、干物(ひもの)、高野豆腐、ドライフルーツ、ビーフジャーキー。

水分が失われたものは硬くなります。

人体も同じです。

人体の水分含有率は、新生児で80%、成人で60%、高齢者で50%くらい。

つまり、私たちの肉体は少しずつジャーキーになっているのです。

老化とは乾燥への推移である

これはアリストテレスの言葉です。

 

次に、静止です。

静止とは「動き」が失われることです。

放置自転車、空き家の窓、止まったままの時計、しばらく履いていない靴。

動くものは、動きが失われると固くなります。

錆びつきや組織の変質などから、癒着や固着が起きるからです。

人体も同じです。

骨折してギプスで固定された関節は、動かせないというだけで1ヶ月もすればすっかり固まります。

「じっとしている」のは、ギプスをはめているのと同じことです。

動くものは、動かさないと、動かなくなる

これは、いま私が思いついた言葉です。

乾燥と静止によって肉体の柔軟性は徐々に失われ、ヒトは老化していきます。

ヒトはみな加齢によって老化します。

必ず。

しかし、老化は必ずしも劣化とは限りません。

高価な保湿クリームを塗りたくれば皮膚表面の柔軟性はある程度保たれます。

お肌の劣化は食い止められます。

しかし、筋肉はどうでしょう?

筋肉の水分量を保つことはかんたんではありません。

(ヒアルロン酸注射、とかですね)

筋肉の乾燥、つまり水分含有量の減少は避けられません。

しかし、静止はかんたんに避けられます。

だって、動けばいいんです。

それだけで柔軟性は保たれます。

残念ながら、洗濯バサミは自ら動くことができませんでした。

たぶん、毎日使っていれば今日砕け散ることはなかったのでしょう。

ごめんね、洗濯バサミ。

たまにしか使わなくて。

 

動きましょう。

動かしましょう。

自由体操で。

 

 

記事はいつもながら私見です。

医学的な定義とは異なるかもしれないことをご承知置きください。

 

自分で自由に体を動かす人がひとり増えれば、日本がひとりぶん元気になります。

2020ならまだ充分に間に合います。

自由体操で動かしましょう。