FIFA ワールドカップ ロシア 2018
開催期間中はサッカーに敬意を表して足の動きを増やしています。
サッカーに詳しくない私は、
手を使わないでゴールにボールを入れたら1点
というスポーツかと思っていましたが、
意外や意外、手もけっこう使ってるじゃないですか。
フィジカル、というのでしょうか、1対1で体を寄せてるときなんか、
腕でどかすわ、手で掴むわ。
そして、今大会の代名詞のような、ハンド。
審判が出すのは、、、
レッドカード
審判はにこにこはしてないですけど。(たまに、ニヤリの時はありますね)
今大会は「ビデオ・アシスタント・レフェリー」を初めて採用。
複数のカメラで撮ってスローモーションで何度も確認すれば、そりゃあ、当たってたり、当たってなかったり、オフサイドしてたり、してなかったり、転ばせたり、転ばせてなかったり、いろいろありますよ。
「複数視点、複数回、スローモーション」と「1回、肉眼」
そりゃあ、違います。
事実は前者。
でも、審判の現実は後者。
(「真実」はどっち?)
「ビデオ映像の事実」と「審判の現実」
この2つの「差異」を排除しようというのがビデオ判定です。
アメフト(NFL)では1986年に導入されています。(途中中断あり)
「アメフト大好き」の私にとってビデオ判定は当たり前。
他のスポーツについては詳しくないので賛否は述べません。
ビデオ判定は、
バスケ、テニス、柔道、ラグビー、ボクシング、レスリング、バレーボール、
だいたいそんな順番で導入され、
このたびの、野球、サッカー。
(陸上競技とかは別)
ちなみに、ボールの位置を確認するための、テニスの「ホークアイ」とサッカーの「ゴールライン・テクノロジー」は、コンピューター自体が最終判断を下します。
これは「機械判定」と呼ばれ、人間である審判が参考にして最終判断する「ビデオ判定」とは区別されています。
さっき、他のスポーツには言及しない、としましたが、
野球に関してはひとつ言いたいことがありました。
野球にもすでに「ホークアイ」や「ゴールライン・テクノロジー」と同じ技術を使った「3Dストライクゾーン」というシステムがあり、テレビ中継では使われていますが、ルール上は導入されてはいません。
そこで、、、
ストライク/ボールの判定は球審の絶対的権限。
でも、「3Dストライクゾーン」的な機械判定を参考にする。
つまり、ピッチャー/キャッチャーとしては、主審に「ストライク」と言わせたら勝ち!みたいなことです。
球審にも堂々と「オレがルール」と言って頂きます。
たとえば、
今日のオレ、「外角高め」はシステムの外でもストライクだからね。
という球審の「意図」をバッテリーが読み取って配球に生かす、みたいなことです。
それって試合中に実際に起きていることですから、機械判定を導入して「機械を否定してもいい」とすることで、逆に「人間様優先」というルールを明確にするのです。
どうでしょう?
ダメ?
もう一つちなみに、
日本では1969年からビデオ判定が導入されている競技があります。
さて、なんでしょう?
答えは、、、
大相撲
自由体操の話
すみません、今回はすっかり自由体操から脱線してしまいました。
というわけで、(どういうわけ?)
手を上げましょう。
ワールドカップの審判がカードを出す姿。
毅然
なぜなら、手がまっすぐ頭の上に上がっているからです。
これ、かんたんではありません。
ワールドカップで審判を務めるということは、それもできる、ということです。
中高年の運動不足人は真上に上がりません。
そんなこと言われると負けず嫌いの運動不足人は試してみたくなりますね。
では、無理しないように、勢いをつけず、少しずつ上げてみて下さい。
どうですか?
肩周りや前腕(手から肘の間)が痛くないですか?
あるいは、上げてるのと反対側の背筋が痛くないですか?
そういうわけで、真上はけっこうきついので、適当な自己流で少しずつ上げてみて下さい。
何回でもいいです。
斜め前でもいいです。
毎日(のように)心がけましょう。
そのうち、ワールドカップの審判みたいに「スッ」と上がるようになります。
自分で自由に体を動かす人がひとり増えれば、日本がひとりぶん元気になります。
2020ならまだ充分に間に合います。
自由体操で動かしましょう。

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