胸を張る
それは良い姿勢でしょうか?
正しい姿勢でしょうか?
答えはノーです。
銅像のように同じ姿勢を続けない
「3, 背筋を伸ばす」と同様に「胸を張る」も肉体的には自然な姿勢でありません。
学校で整列しているときに体育の先生から
「胸を張って!」
なんて声が飛ぶ。
それは、胸を張っている姿が堂々と見えるからでしょう。
堂々と胸を張るのが正しい
それは教育上のお話で、姿勢のことではありません。
堂々、といえば、威風堂々
威風とは立派な様子ですが、「威」が出しゃばりすぎると、
威張る
になります。
威張るは「自らを本来の姿以上に見せる」という不自然な様です。
威を「張る」
胸を「張る」
「張る」は自然体ではないことを表しています。
「張る」という動作は「休め」の反対です。
「休め/気をつけ」の「気をつけ」はまさに胸を張った姿勢です。
胸を張った不自然な体勢は体に負担が掛かります。
つまり、運動になります。
胸を張ると胸郭が広がり、大胸筋は伸びます。
背中側は肩甲骨周りの筋肉が引き寄せられ縮みます。
胸側の筋肉は伸ばされて気持ちが良いですが、背中側は狭まって窮屈です。
筋肉への負担も大きく無理をすると背筋を痛めます。
自由体操に無理は禁物。
胸を張り続けるのはお勧めしません。
1秒でいいです。
1回で充分です。
「なにもしない」よりよほどいい。
胸を張ってばかりいたら「ふんぞり返っている」と言われちゃいますよ。
銅像のようにじっとしているのが健康には一番よくありません。
胸を張ったり、すぼめたり。
いろいろ、少しずつ、一日中。
それが自由体操です。
こちらも参考に。
胸を張る=良い姿勢?本当の意味での「良い姿勢」を知ろう!|カラダの悩み|健康・美容ポータル[Ligoo(リグ―)] -整骨院・鍼灸院検索や口コミ情報
体操カタログ5に続く
記事はいつもながら私見です。
医学的な定義とは異なるかもしれないことをご承知置きください。
自分で自由に体を動かす人がひとり増えれば、日本がひとりぶん元気になります。
2020ならまだ充分に間に合います。
自由体操で動かしましょう。

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