自由体操~人生100年時代の今日「始めない」すごい健康法

心がけるだけでだるさも痛みも運動不足もぜんぶ解消

自由とは⑤ ~ オジさんの劣化は森高千里のせい?肥満を加齢のせいにしない

老化した老人とそうでない老人


精神と肉体の硬化は、比較的わかりやすい老化現象です。
内臓の老化は肉眼で見えませんが、精神と肉体の硬化は態度や動作に現れます。
つまり、見えます。
頑固で動きがぎこちない老人を見れば、精神と肉体の硬化が一目瞭然です。
しかし、当の御老人は自分が硬化していることに気づいていません。
「頑固になった」とか「体が固くなった」という「劣化」は、自分ではよくわかりません。
「アハ体験」の問題のようにゆっくり劣化するので、劣化という変化に気づくことができないのです。
時計の短針は、動いているようには見えません。
しかし、実際には少しずつ動いています。
同じように、私たちは毎日の老化を目で見ることはできません。
しかし、実際には老化は少しずつ進んでいます。

4,50代まで硬化を放置した人は、いろいろなところが、もうかなりガチガチになっています。
すでに余計に老化しています。
劣化が進みすぎています。
でも、そう言われても自分ではよくわかりません。
まずはそこに気づくことからです。
しかし、それはかんたんではありません。
なぜなら、オジさんに(オバさんに)なったら劣化することが当たり前になっているからです。

日本のオジさんは、意外とお腹が出ていない

私がオバさんになったら あなたはオジさんよ
かっこいいことばかりいっても お腹がでてくるのよ

26年前、森高千里さんはそう唄っていました。
この曲を聴いたとき、20代半ばの私は思いました。
「そんなこといっても、森高千里はずっと美しいままだろう。しかし、自分はオジさんになって、お腹が出ているのだろう」
それから20年後に予想は的中しました。
彼女はずっと美しいまま。
美しいママにもなって、ますます素敵です。
そして、私はオジさんになってお腹が出ていました。
それだけでなく、体も固くなっていました。
でも、予想通りですから、驚きません。
「驚かない」ことこそが、頭が固くなっていた証拠です。


「オジさんになったらお腹がでてくる」というのは「思い込み」です。
固定観念です。
「若い頃は痩せていたけど、中年になると太る」
それって、ホントに現代日本のオジさんたちの多数派でしょうか?

世界的に見ると、私たちは日本人は先進国の中で、例外的に痩せています。

小児肥満という問題

世界的に見ると、オジさんだけでなく、こどものお腹も出ています。

小児肥満の問題が拡大しているのです。
私たちの多くは「オジさん(や、オバさん)になるとお腹がでてくる」と思い込んでいますが、日本でもいま、こどもの頃から太っている子が増えています。
その子たちは「オジさん(や、オバさん)になっても太ったまま」の可能性が高いと言われています。
世界的にはいま、この小児肥満が各地で急速に深刻化しています。
WHO(世界保健機関)は、この問題を「21世紀の最も深刻な公衆衛生上の課題の一つ」としています。
成人肥満の問題は言うまでもありません。
かつては高所得国の問題と考えられていた「過体重(太りすぎ)」と「肥満」は、小児肥満も含め、いまやあらゆる経済レベルの国と地域に広がっています。
WHOがこの状況を深刻に受け止めているのは、「過体重(太りすぎ)」や「肥満」が健康に悪影響を及ぼすからです。
健康への悪影響とは最悪の場合、死です。

かつて、WHOは「高血圧」「喫煙」「高血糖」を「世界的な3大死亡リスク」としていましたが、いまではそこに、「運動不足」と「過体重や肥満」が加わって「5大死亡リスク」になっています。

結局,過食

日本人は「オジさんになるとお腹がでてくる」と思っていますが、日本の肥満率は世界中で最低レベルです。
食糧不足以外で肥満率がこれほど低い国は他にありません。
その理由は日本人の「節度」にあると私は思います。

 

「オジさんになってお腹がでてくる」というのはすでに太った人の口実です。
加齢を肥満の理由にしては加齢に失礼です。
なぜ、太るのか?
食べすぎているからです。
中年太りの原因は、食べ過ぎと運動不足です。
(つづく)