今日は、あ、、、
足首を回してます
水泳の準備体操と言えばこれですが、でも、、、
足首って回りますか?
足首の関節は「距腿(きょたい)関節」と呼ばれ「蝶番関節」が変形した「螺旋関節」です。
? (まったくわからん)
かんたんに言うと、足首は「蝶番」のような形だということです。
蝶番は「ちょうばん」とも「ちょうつがい」ともいいます。
丁番、とも書きます。
蝶番はおうちに必ずあります。
これです。
これが関節になるとこんな感じです。
( 関節の構造と分類法 | 骨と関節の歪みを整えて元気な身体になろう!|骨,名前,関節,可動結合,不動結合,構造 )
原理としてこのような動きをする「蝶番関節」が変形して「足首関節」になってます。
(赤丸の部分です)
( An Integrative Approach To Movement — Ankle Dorsiflexion For Performance )
この構造では、ぐるぐるとは回りません。
少しは左右にも動かせますが、基本は前後に動くようにできています。
当然ながら、歩く、走る、という前方への移動に適しているからです。
回らない、つまり、左右方向には大きく動かせないのに、動かしてしまうと、
捻挫
します。
足が「接地」していない水泳は、スポーツの中ではいちばん捻挫しにくい競技です。
なのになぜ「足首を回す」のでしょう?
「接地」していないからこそ、泳いでいる間、足首はふだんとちがう動きをします。
ふだんとちがう動きをするために、回らない足首を「回して」準備するのです。
中学生ともなると
ふだんとちがう動きをする。
それはとても大切なことです。
10年前に公立中学でヒップホップダンスが必修化されました。
ダンスの中でも特にヒップホップは「ふだんとちがう」動きをします。
「若者に人気」
採用された理由はそれだけではないでしょう。
小学生なら遊びの中で「ふだんとちがう」動きをたくさんします。
小学校の休み時間の校庭を見ればそれはよくわかります。
でも、中学生ともなると、早くも肉体の動きは鈍化、単純化します。
思春期です。
だから、ヒップホップなんです。
ヒップホップの「変な」動きは、全身の筋肉をまんべんなく使います。
中高年、ともなると
「中学生」でさえ体の動きは早くも減り始めています。
「中高年」ともなると、肉体の動きは鈍化、単純化どころではありません。
かれこれもう何年も、朝から晩まで最小限の同じ動きしかしていません。
本当は「中学生」じゃなくて「中高年」こそ、ヒップホップを踊るべきです。
とはいえ、それはあまり現実的ではありません。
でも、これからの季節は夏祭りがあります。
そう、、、
盆踊り
盆踊りこそ「ふだんとちがう」動きです。
現代人だけでなく、ご先祖様にとっても盆踊りは「ふだんとちがう」動きでした。
盆踊りの振り付けは、田植えや稲刈りをはじめとする農作業で前屈みになる体を反対側にストレッチさせる動きが中心です。
盆踊りは、ふだん使っていない筋肉を動かす踊りです。
洋の東西を問わず、伝統的な「踊り」にはそういう要素が多く含まれています。
この夏は、恥ずかしがらず、健康のためだと思って、盆踊りに参加してみてはどうでしょう。
1曲でも踊れば、手を何度も上げることになるでしょう。
想像するだけで体に良さそうです。
足首は回さないので、足首以外の話が多くなりました
ふだんの動きには「16, 両手を上げる」さえもありません。
ワールドカップの日本戦を見た人は、つい最近「バンザイ」をしたはずです。
しかし、、、
6/28のポーランド戦の視聴率は全国平均で40%台でした。
ということは逆に、日本人の半分以上がまだバンザイをしていません。
選挙関係者なら何年かに一度バンザイしますが、落選したらそれもしません。
バンザイ、両手を上げる、、、
そんな単純な動きもふだんの生活ではなかなかしません。
というわけで、
水泳
でもしませんか。
海水浴で遊ぶのもいいです。
(ビーチマットに寝そべってるだけではいけません)
プールで泳ぐのもいいです。
どんな泳ぎ方でも、「ふだんとちがう」動きです。
「蹴伸び」だけでもいいです。
「蹴伸び」こそ「バンザイ」です。
そもそも、水泳は「水中」にいるというだけでも、ふだんと全然ちがいます。
水中で歩くだけでも健康に良いことはみなさんご存じの通りです。
昨日、肩を回していたお姉さんも、今日は泳ぐみたいです。
足首は回りませんが、足首のストレッチはお忘れなく。
それにしても、このブログで自由体操を披露してくれるキャラたちは、みなさん素敵です。
作者の小池アミイゴさんの優しさが乗り移ってます。
これまで登場した自由体操人をいっぺんに見るとなかなか壮観であります。
自由体操人にはこれからもまだまだ動いてもらいますので、どうぞお楽しみに。
自分で自由に体を動かす人がひとり増えれば、日本がひとりぶん元気になります。
2020ならまだ充分に間に合います。
自由体操で動かしましょう。

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