「星に願いを」、、、
前回の健康コラムでこんなお話を書きました。
「180度開脚は何ヶ月でできますように、と短冊に書くべきか」
私の願いはこうでした。
運動不足であればあるほど健康改善の喜びを長く楽しむことができます。
私の体もまだまだ伸びしろがありそうです。
あと10年くらいしたら、180度開脚ができるかもしれません。
あと10年!?
そんなにかかるの!?
いや、20年かけても180度は無理かな。
180度開脚ができるようにならなくても、20年後が今より少しでも元気ならそれでいいです。
(ホントはそんなに欲張らず、今の状態をキープできればいいです)
20年後の私は72歳です。
72歳で「今がベスト」と言えたら「星にかけた願いが叶った」というものです。
元の記事はこちらです。
すみません。
その「願い」は、訂正させてください。
昨晩、「この差って何ですか?(TBS系)」を見ていたら、
自分のまちがいに気づきました。
「かしまし娘」の正司花江さんは御年82才でいまも現役。
82才でこのやわらかさ。
私は思いました。
30年後で、いいんだ。
40年後、50年後なら、もっといいんだ。
せっかく、星に願うのならこうしよう。
100才超えても死ぬまで「今がベスト」の体でいる
痛みがなければ動ける。動けば永らえる。
いつもながら「私見」ですが、
日常的な筋肉の痛みの多くは「こり」が原因です。
82才でもこのやわらかさなら、筋肉の硬化(かんたんに言えば「こり」)からくる痛みとは無縁のはずです。
痛みのない体は生活が自由です。
82才だろうと100才だろうと、体に痛みがなければ、舞台で活躍することもできます。
特に大切なのは足です。
足に痛みがなければ移動が自由になり、生活の質が高まります。
正司花江さん(82)はこうです。
これが私の「願い」です。
自分がこうありたい、と願う前に、母もこうあって欲しい、と願っていましたが、86才の母はちかごろ歩きがいよいよ遅くなってきました。
杖こそつかないものの、物につかまりながら、ゆっくりゆっくり歩きます。
「杖をついてでも、少しでも速く、少しでも多く歩いた方がいいよ」
私はそう言うのですが、
「杖は嫌だし、歩くのはめんどくさい」
と母は言います。
やはり、「めんどくさい」や「だるい」は人類最大の敵です。
もう少し早く自由体操に気づいていたら、母ももう少し歩けていたろう。
そう悔やまれます。
でも、母はまだ生きていますので、少しでも体を動かしてもらうために水分を多く摂らせています。
放っておくと、トイレに行くのがめんどくさい、と、水分を控えます。
ですので、トイレまでの数歩を歩かせるためにも、水をたくさん飲むように言い聞かせています。
それだけはしつこく言ってます。
出かける用事がなければ、「足踏み」でもいいんだよ、とも言ってます。
自由体操ならまだ動かせるはずです。
「動く生き物」である「動物」は、動けなくなったら最期
8年前に父が亡くなったとき、父の読売の先輩で、「よみうり寸評」を長年執筆された村尾清一さんが葬儀に来て下さいました。
村尾さんは私に尋ねられました。
「佐野くんは足腰はどうだった?」
私は答えました。
「足腰は最期まで丈夫でした」
「じゃあ、佐野くんは例外かな。人間、足が悪くなると終わりだから」
そうおっしゃる村尾さんは足を悪くされています。
「ボクの方こそこんなで、佐野くんが先とは、、、」
村尾さんは今、96才でいらっしゃいます。
村尾さん、お元気でいらっしゃいますか?
世の中にはたいてい例外があるものです。
自分で自由に体を動かす人がひとり増えれば、日本がひとりぶん元気になります。
2020ならまだ充分に間に合います。
自由体操で動かしましょう。

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