自由体操。
初めの6ヶ月はそれを「始めた」ことにさえ気づいていませんでした。
「それ」がなにかも分かっていませんでした。
「始めず」に始まっていた自由体操。
「続けよう」と思わずに、ただ心がけてきました。
始めてないから終わらない。
続けてないから止めてない。
その「心がけ」に付けた名前が「自由体操」。
いまも毎日(のように)自由体操しています。
アメフトをやっていた高2ほど体は動かないものの、遊びほうけていた大学生の頃よりは動きます。
ってことは、今は高3くらいの感じ。
サントリーセサミンのCMで東山紀之さんは「いまがベスト」とおっしゃってますが、私の場合は高2に比べるとやや劣るので「いまはセカンド・ベスト」。
とはいえ、40代半ばのあのだるくて重い体が50才を過ぎてからここまで若返りました。
東山さんの場合は「若さを保てばいい」のですが、50代までずっと運動不足できた中高年には「若返り」が必要です。
自由体操なら若返ります。
どうして、自由体操で若返るのか?
それは毎日(のように)できる、からです。
「できる」というより「する」
慣れてしまうともう「する」とさえ思わない。
思わなくてもしている。
毎日(のように)する
それを、
習慣化
といいます。
「習慣化」は、いま注目のキーワードです。
自由体操は「どうやってもいい」ので、1日1回くらいはできます。
「できます」というより「します」
さて、ここで問題です。
「1日1回、自由体操する効果」を「1」とします。
毎日1回、自由体操をしたAさんは、365日目に「365」の効果を得ました。
では、2日に1回、自由体操したBさん(50才)は、365日目にどのくらいの効果を得たでしょう?
ただし、2人とも他の運動はまったくしないとします。
答え「182」
ではありません。
正解は「1」です。
え? たったそれだけ?!
ヒントはBさんの年齢です。
ちなみに、Bさんと同じことをしたCさん(18才)が365日目に得た効果は「182」です。
もうお分かりになりましたね。
そうです。
老化です
50代は老化を計算に入れなければいけないのです。
人類は50才を過ぎると老化が加速します。
50代になるとガンの発生率などが急増します。
50才のBさんが運動しなかった日の「老化」の効果は「-1」です。
よって、365日目の効果は「1-1+1-1・・・・・・・・+1=1」
答え「1」
私はこの「理論」を勝手に「サノ理論」と読んでいます。
佐野理論? いいえ、「(若さの)差の理論」です。
中高年にとって「毎日(のように)体を動かす」のは、ただ積み重ねる以上に大きな効果があります。
ほったらかしにされた中高年の体は、365日目には「-365」になってしまいます。
1日おきに体を動かしても、365日目は「1」です。
それでは現状維持です。
50代の体は50代のままです。
でも、毎日体を動かせば、その効果は「365」です。
これが、習慣化による若返り、です。
「サノ理論」はあくまでも私見ですが、少なくとも私の肉体では証明されています。
自分で自由に体を動かす人が一人増えれば、日本が一人分元気になります。
2020ならまだ充分に間に合います。
自由体操で動かしましょう。