自由体操~人生は体操だ。

心がけるだけでだるさも痛みも運動不足もぜんぶ解消

自由体操 ~ ダイエット、アンチエイジング、運動不足解消に、

みなさんは、自由体操、と聞いてなにを思い浮かべますか?

自由に体操をする

そのまんまですね。

じゃあ、それはどんな体操でしょう?

んー? なんか自由な感じの体操?

そうですよね。そういう感じの体操がある、と誰もが思うはずです。

そして、ワタクシがそういう体操をみなさんにお教えする、と思われる。

違うんです。ぜんぜん、違うんです。

 

いつの間にか、世の中から、自分でやること、が消えている

そもそも、世の中に「自由体操」という「体操」はありません。

「え? ない? それって、どういうこと?」

なかったら体操できないですよね。

いえ、できます。

自分で勝手に体操すればいいんです。

「勝手に? 教えてくれないの?」

そうなんです。私たちはいつからか「体操」を教わるものと思うようになっていたんです。

似たようなことは世の中にたくさんあります。

たとえば、、、、、、

食材

多くの人(特に都会の人)がスーパーで買う物と思っていますが、そうでないこともけっこうあります。

私のお義父さんも野菜などいろいろ作ってます。おいしく頂いてます。

つまり、自分で作る。

洋服

ユニクロとかで買う物と思っていますが、そうとは限りませんよね?

「ユニクロとかじゃないわね。うちはいつも伊勢丹なの」

いえいえ、伊勢丹でもないんです。。。

服だって自分で作れる人はたくさんいます。

つまり、自分で作る。

(確かにいまどきかなりの少数派ではありますが。)

体操

ほとんどの人が教わるものと思っていますが、そうでなくてもいいはずです。

たまに、駅のホームとか信号待ちなんかで、テキトーに体を動かしている人、いますよね。

つまり、自分で動かす。

あれです。あれでいいんです。あれがいいんです。

あれを毎日、いつでも、どこでも、やればいいんです。

いつでも、どこでも、どんなふうにでも、体のどこでも、少しでも、自由に動かす

それが、自由体操です。

人は自由の刑に処せられている by サルトル

ところがです。

自由体操をお伝えしていくなかで、

自由ってむずかしい

そういうお声をたくさん頂きました。

自信がないから? 恥ずかしいから? 日本人だから?

自己流で効くわけないと思っているから?

理由はともかく「自由に」と言われると逆になかなか動かせない。

それもまた事実でした。

たとえばどう動かすのか、参考までに教えてくれない?」

と、たくさんのリクエストを頂きました。

そこで、このブログをオープンさせて頂きました。

その「たとえば」の動作を(ほぼ)1日に1動作(くらい)「体操カタログ」というカテゴリーにアップしていこうと思います。

そして、健康にまつわるよしなしごとや、まつわらない雑感なども加えて、毎日(のように)投稿していきたいと思います。

でも、あらかじめお断りしておきますが、どの動きも、

「え? そんなんでいいの?」

という動きばかりです。

でも、よくよく考えてみると、古今東西のどんな体操も結局は数種類の体の動きの「順列組み合わせ」でしかありません。

ラジオ体操だって、細切れにして、別々に動かせば、それは自由体操です。

大切なのは、細切れでもいい、と開き直ることです。

いつでも、どこでも、別々にやっても、それを全部、足し算しちゃっていいんです。

塵も積もれば山となる

じつは、厚労省もそれを勧めています。

身体活動の最短持続時間や実践頻度については、例えば「1 回の身体活動で 20 分以上継続しなければ効果がない」といった指摘があるが、これには科学的根拠が乏しい 。ごく短い時間の積み重ねでよいので、個々人のライフスタイルに合わせて毎日身体活動に取り組むことが望ましい。

引用 「運動基準・運動指針の改定に関する検討会 報告書(平成25年3月)」/ 厚生労働省

かつては、スポーツジムでトレッドミル(ランニングマシン)やエルゴメーター(バイク)をやろうとすると、インストラクターさんがそばに来て「有酸素運動は20分以降ですからそれ以上がんばって下さいね」なんて丁寧に指導してくれたものです。

いまや「迷信」です。

最新の健康法は「ごく短い時間の積み重ねでよい」です。

 

ちなみに、上の引用の「身体活動」とはいわゆる「運動」のことです。「運動」と聞くと「スポーツ」または少なくとも「ジョギング」くらいをイメージするのは当然です。だから、運動嫌いの人は「運動」と聞くだけでもう疲れちゃうんです。でも、健康のために必要な「運動」は「スポーツ」でなくてもいいんです。そこで、厚労省は「体を動かすことすべて」という意味で「身体活動」という用語を使うようになりました。さらに「身体活動」の中でも、ふだんの暮らしの中で体を動かすことを「日常生活動作」と呼んでいます。具体的には、移動・排泄・食事・更衣・洗面・入浴・家事などです。厚労省もWHO(世界保健機関)も、それを意識的に増やして健康寿命をのばすことを数年前から推奨しています。でも、家事なんか増やしたらバカみたいなので、体の動きを適当に増やすのです。それが「自由体操」です。

おもしろいことに「運動嫌い」の事情は海外でも同じようで、WHOは数年前から「exercise(運動)」ではなく「physical activity(身体活動)」という用語を用いるようになりました。ちなみに、WHOは「日常生活動作」を「Activities of Daily Living (ADL) 」と呼んでいます。

 

何回でもいいんです。何秒でもいいんです。

1回でも、1秒でもいいんです。

「あ、いま腕が暇してるな」と思ったら、ちょっと万歳を加えればいいんです。

歯磨きしてるあいだは足が暇してますから、スクワットを加えればいいんです。

「何回やればいい? ひざの角度はどのくらい?」

とりあえず、そういうことを無視してみましょう。

とりあえず、回数や秒数や角度はどうでもいいです。

人によってそれは「意識改革」かもしれません。

でも、そんなことはどうでもいい、と開き直る勇気が大切です。

「1回」と「2回」では「1回」しか違いません。

「7回」と「8回」なんて1.1倍しか違いません。

「0回」と「1回」の違いはその比ではありません。

「やらない」と「やる」では、次元が異なります。

とにかく、動かす

ただ、する。

自由体操は自分勝手に体を動かすあなただけの自分体操です。

決まりがあるとすれば、それはただひとつ「無理をしない」です。

無理さえしなければ、あとはどうやって頂いてもけっこうです。

「そんなの体操じゃないでしょ」

そうなんです。

自由体操はみなさんがご存じの体操やエクササイズではありません。

呼び名がないと困るのでそう呼んでいるだけです。

でも、こんな呼び方もあります。

加動

文字通り、動きを加える、という意味です。

また別な言い方をすると、

「(子供みたいに)落ち着きがない人になる」

なんてのもあります。

とにかく、なんでもいいから、動いて下さい。

そう心がけてみてください。

名前なんかどうでもいいです。

どんなふうでも体を動かしさえすればいいんです。

でも、一日中、動かす必要はありません。

一日中、自由体操のことばかり考えていては疲れてしまいます。

でも、自由体操は考えないで動かせます。

だって、どうやってもいいんですから。

ふと思いついたときに、ちょっとだけ動かしてください。

一日中、動かす機会は山ほどあります。

塵も積もれば山となります。

“チリツモ”運動は、いま最も注目されている運動法です。

“チリツモ”運動で、体は少しずつ変わってきます。

すると人生も変わってきます。

2020には余裕で間に合います。

あなたの東京オリパラへの関わり方もきっと変わるはずです。

あなたの適当で勝手な動きはあなたの人生を「適当でない」方へと勝手に変えていきます。

2週間とか2ヶ月とか、そんなにあせらなくてもいいじゃないですか。

もっと長生きしますよね。

2年後、いえ、20年後にもっと健康でいましょう。

いま80才の方でもそれは同じです。

欲張らずに少しずつなら、もっと、もっと、健康になれます。

で、なにに効くの?

体を少しでも動かせば、体は少しはやわらかくなり、少しは血流が増え、少しは老廃物の除去が進み、少しは新陳代謝が上がります。

この「少し」をチリツモ的に積み重ねると、とても健康になります。

とても、健康になる。

そんな抽象的な効果だけではありません。

 

ダイエット

アンチエイジング

運動不足解消

この3つには抜群に良く効きます。

さらに、

ロコモ予防

肉体改造

も、できます。 

 

さあ、体をもっと適当に自分勝手に動かしましょう。

自己流こそ効くんです。

体操のカスタマイズです。

ユニクロでも「プレタポルテ」でもありません。

自由体操はあなたのためにだけ仕立てられた「オートクチュール」です。

あなたの、あなたによる、あなたのための体操です。

そして、完全に無料です。

最後になぞかけをひとつ。

自由体操とかけてチェスと解く

その心は

動かない、という手はない。

おあとがよろしいようで。