自由体操~人生は体操だ。

心がけるだけでだるさも痛みも運動不足もぜんぶ解消

35, 台に足を乗せる ~ 自由は難しいが適当はかんたん。今日からあなたも「適当体操」

もう1月末ですが今年の初投稿なので「総括的」なことを書いてみます。

10代の頃のように

昨年6月にこの「自由体操ブログ」を始めてすぐ、高校時代にアメフト部だった話を書きました。

小学生編」から「完結編」に至るまで5回にわたって書いた結論は、

自由体操のおかげで50歳を過ぎて再びアメフトができた

でした。

そして、先月もまた「麻布高校アメフト部 現役 vsOB」の試合に出場してきました。


高校生のタックルをかいくぐって走り抜ける52歳のおじさん

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今回も怪我なく、翌日の筋肉痛も(さほど)なく、アメフトを楽しむことができたのは、

自由体操のおかげで体がやわらかいから

です。

しかし、「やわらかい」と言っても「180度開脚」ができるような特別な柔軟性ではなく、

ひどく固いところがない

という程度です。

柔軟性はその程度で充分です。

この「程度」というのは、日常生活の中で、

あ、痛ててっ

と感じることがなにもないという「程度」です。

本棚の上の方に手を伸ばしたり、

お風呂掃除をしたり、

人に呼ばれて振り向いたり、

床に落ちてるものを拾ったり、

立ったまま靴下を履いたり、、、

日常的にどんな動作をしても体になにも異常を感じない

その「程度」です。

しかし、50歳を過ぎると、この「程度」を保つのは意外に難しいわけです。

しかし、自由体操と自由セルフマッサージを心がけていれば肉体はそういう状態に戻り、そうであり続けます。

「動かす」と「揉む」によって柔軟性が保たれた筋肉には痛みがなく、疲れにくく、新陳代謝が上がります。

(つまり、ダイエット効果もあります)

加齢、怪我、歪み、ストレスなどによって筋肉は硬直しますが、諦めずにしつこく動かしたり揉んだりすれば、どんな凝りもいつかはほぐれます。

※しかし、いくら動かしても揉んでも痛みが改善しない場合は別の原因が考えられますので、専門医を受診することをお勧めします。

体を動かすために散歩をするのも悪くはありませんが、散歩はきわめて単調で、かつまた、ふだんよく使われている筋肉がさらに使われるだけです。

であれば、もっと別の筋肉を使ってあげるべきです。

ですから、自由体操で全身の筋肉を動かすのです。

なるべく、ふだん使わない筋肉を動かしてあげましょう。

凝りをほぐすためにマッサージ屋さんに行くのも悪くはありませんが、お金がかかることですし、毎日というわけにもいきません。

ですから、自由セルフマッサージで毎日揉みほぐすのです。

プロのようにツボを押さえなくてもいいんです。

その代わり、動かしているところを押さえ込んでみましょう。

ほぐし効果は倍増します。

私はこの方法を「筋肉おさめ」と呼んでいます。

 

腰痛完全寛解の真実

昨年末に「私の腰痛の原因は『そり腰』だった」という投稿をしました。

まさしく、私の腰痛には筋肉の硬直(凝り)とは「別の原因」がありました。

整骨院の「無料診断」のおかげでそれが判明したことは上記の投稿に書いたとおりです。

そして、整骨院の「高額治療」の勧めをお断りして、自由体操だけで治せると判断し、実際にわずか1ヶ月あまりで、私の腰痛は完治しました。

特別なことはなにもしていません。

「そり腰」にならないように心がけて、腰を丸めることを意識しただけです。

それまでは「良い姿勢」ばかり気にしていましたが、それからはときどき「悪い姿勢」も混ぜてみました。

ときどき、腰の曲がったお年寄りのようなかっこうをしたり、そのかっこうで歩いたりもします。

これまでなにげなく行っていた自由体操にもアレンジを加えました。

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このお姉さんは腰を前に突き出すようなストレッチをしています。

長時間のデスクワークやスマホ利用で腰や背中が丸まりがちな人にはこのストレッチがよく効きます。

私も歯磨きのときはいつも洗面台に足を乗せてお姉さんのようなストレッチしていました。

でも、「そり腰」が判明した今は、お姉さんとは逆に腰を後ろに突き出して、胸がひざに付くくらい上体を前に倒しています。

左の骨盤の歪みが大きいと言われたので、左の方を多めに動かしています。

「こうすればこうなるだろう」と、適当に考えて動かしています。

問題の解決方法を自分で自由に考えて体を動かしているわけです。

効果はすぐに現れました。

先月のアメフトの試合ではすでに現役時代(35年前)さながらの前傾姿勢が戻ってきました。

先ほどの動画では密集を抜けたあとの走りが棒立ちでしたが、こちらの走りは突進する際にしっかり前屈みになっています。

腰痛解消に取り組んだおかげで、一昨年の走りより昨年の方が良くなりました。 

こんなことができてすごいでしょ、なんてことはこれっぽっちも思っていません。

52歳でアメフトができるというのは自慢ではありません。

 

初めてこのブログを読んだ人はにわかに信じられないでしょうが、毎日体を動かしていれば、誰もがいとも簡単にこの健康を手に入れることができます。

では、いったいどう動かせば良いのでしょう?

体操やエクササイズやトレーニングを教える本は世の中にたくさんあります。

その中のどれが本当に効くのでしょう?

答えは、、、

どれでも効きます。

ただし、やれば、です。

しかし、やり続けなければ、遅かれ早かれ元に戻ります。

しかし、人間にとっていちばん難しいのが「続ける」なのです。

人間は「続けよう」と思った瞬間にもうめんどくさくなります。

だから「続ける」の代わりに「心がける」のです。

エクササイズの本を買ってきたら「続ける」のではなく「心がける」のです。

屁理屈に聞こえるかもしれませんが、人間にとって「言葉」は肉体に大きな影響を与えます。

「単語」が変われば「意識」が変わり、「意識」が変われば「パフォーマンス」が変わります。

心がけるのなら、体操本を買わずとも、自由体操で充分です。

いつでも、どこでも、どんなふうにでも、体のどこでも、少しでも、自由に動かす。

自由体操はそれだけです。

しかし、自由体操は誰にとっても「簡単」というわけではありません。

体操本は体の動かし方を教えてくれますが、自由体操は自分で考えなければいけません。

「自由」は教えてもらうことに慣れた人間にとっては「難問」です。

しかし、難問であるだけに、自分で考えて動かせるようになったときの成果や達成感は大きいのです。

(自分で考えることは認知症の予防にもなります)

そして、先にタネを明かすと、実際にはどの動きも全て正解なのです。

自由体操は減点されない「自由作文」のようなものなのです。

この作文、じつは1文字でも多く書けば書くだけ加点されます。

そして、内容はなんでもいいのです。

適当でいいのです。

しかし、先生に「自由に書いて下さい」と言われると私たちは困ってしまいます。

でも、少し考えて、ホントになんでもいいんだ、と納得したら書き始められるのです。

自由体操もこれとまったく同じです。

だから、自由体操のことは「適当体操」だと思って下さい。

「言葉」が変われば「意識」が変わります。

このブログのタイトルも「適当体操」にした方がいいかもしれませんね。

 

JUST DO IT

私は6年前からいつまにか自由体操を心がけるようになっていました。

6年前は超運動不足で慢性的な超倦怠感や体中あちこちの痛みに悩まされていましたが、今ではアメフトができるまでに肉体のコンディションが改善されました。

そして、今も少しずつコンディションが良くなっていることを実感しています。

実際にアメフトのプレーも一昨年より昨年の方がよかったのです。

51歳のときよりも52歳の今の方が、体調が良いのです。

みなさんも、昨日より明日、先月より来月、昨年より来年、もっと健康でいられます。

私が52歳でアメフトをやっていることに驚かないで下さい。 

みなさんも、努力せず、1円も支払わず、10代の頃のような健康体に戻れます。

自分で自由体操をしてみて、その事実に大いに驚いて下さい。

信じて頂かなくてもけっこうです。

ただ、実行して欲しいのです。

 

なぜなら人間にとって、人間社会にとって、自由ほど耐えがたいものはいまだかつて何もなかったからだ!

(光文社古典新訳文庫「カラマーゾフの兄弟 2」第2部 第5編 大審問官より)

 

 

 

記事はいつもながら私見です。 

2020ならまだ充分に間に合います。

自由に体を動かしましょう。