ラジオ体操はいい。
そういう話はよく聞きます。
特に「体を横に曲げる運動」がいい。
私はそう思います。
エアー500円玉拾い
なぜなら、日常生活の動作にはないからです。
スモモだろうと現金だろうと、足下に落ちているものを拾うなら、ふつうは膝を曲げて拾います。
体がやわらかいと前屈でも拾えます。
でも、真横からは無理です。
サーカスの「ゴム人間」ならできるかもしれませんが、ふつう真横は無理です。
誰にも気づかれないように、足下に落ちている500円玉を真横から拾う。
実際には無理ですが、そんなイメージで体側を伸ばすことができます。
実際には指先が膝の外側に触れる程度ですが、それで充分です。
500円玉を拾うくらいの気持ちでやりましょう。
1万円札だと無理しすぎます。
昨日の、カニ歩きもそうですが、やはりふつうしない動きはよく効きます。
ふつうしない動きといえばヨガですが、ヨガのアーサナ(ポーズ)でもやはり「体側伸ばし」は基本中の基本です。
その名もズバリ「ウッティタ・パールシュヴァコナーサナ」
???
意味はズバリ「体側を伸ばすポーズ」です。
ヨガも効きますが、カニ歩きも「カニ感」を増して上半身をぐっと横に曲げれば、さらに体側に効きます。
体側と言っても重要なのは「脇腹」です。
そこはすでに腰の一部です。
やはり、腰は肉体の「要」です。
腰を制するものは健康を制す。
私はそう思います。
そんなところにも「凝り塊」が
腸は人間の体で「唯一の触れる臓器(もちろん、肉の上からですが)」と言われます。
そんな「むき出し」の内臓を守るために余った脂肪はお腹の周りに蓄積されます。
ですから、メタボだと唯一の触れる臓器にも触れません。
「冷蔵」のお肉は少し固いですが、つねに体温で温められているお腹のお肉(主に脂肪)はぷにゅぷにゅです。
そんなぷにゅぷにゅの脂肪に覆われた脇腹の奥の方には「深層筋」があります。
運動不足人の脇腹の奥の「深層筋」には、おそらく、かなり固い「凝り塊」が潜んでいます。
その固さは「冷凍」のお肉並みです。
しかし、メタボだとそこに触れるのが難しいため「凝っている」ことに気づくことさえできません。
メタボが気になるのでしたら、脇腹を思いっきりつまんでみてください。
おそらく、全握力で握りしめても痛くはないはずです。
痛くなければ、、、
完璧な柔軟性を持っているか、
メタボか。
もしも痛かったら、、、
「凝り塊」に指が届いている証拠です。
いますぐ健康改善に取り組むことができます。
もしかして、そんなあなたは長いこと腰痛に悩んでいませんでしたか?
その腰痛、いま握った「凝り塊」が原因かもしれません。
腰痛の真相は深層筋!?
だとしたら、体側伸ばし系の自由体操や脇腹適当もみもみの自由セルフマッサージで、長年の腰痛を解消できるかもしれません。
もしかしたら、その脇腹の「凝り塊」はお尻の「梨状筋」の凝りと繋がっているかもしれません。
(「お尻の凝り」については、こちらの過去記事にも)
だとしたら、お尻の「凝り塊」もほぐしましょう。
私は近頃ずっとお尻と脇腹を重点的に攻めてます。
腰を制するものは健康を制す。
私は本気でそう思います。
ラジオ体操 第3も!?
ラジオ体操も「体側伸ばし」をとても重要視しています。
ラジオ体操だと、腕を上げて脇の下のストレッチもするので効果倍増です。
ラジオ体操は第1も第2もそれぞれ13科目ありますが、
(「動作」のことを「科目」と呼ぶそうです)
どちらも5番目の「科目」が「体側伸ばし」です。
公式には「体を横に曲げる運動」だそうです。
公式の「やり方」はこのようになっております。
https://pid.nhk.or.jp/event/taisou/img/radioweb001.pdf
ラジオ体操にはその昔「第3」もあったそうですが、その「幻の第3」の号令ではズバリ「体側を伸ばす運動」と呼んでいます。
ちなみに、昨年の「夏期巡回ラジオ体操」の第1回放送は、渋谷区の「代々木大山公園運動場」で行われましたが、小学校のPTA会長を務める関係で私も参加させて頂きました。
前回東京大会が渋谷区を中心に開催されたことから、2020のオリパラに向けて渋谷区では様々な関連事業が行われており、私も微力以下ですが、お手伝いできればと思っています。
記事はいつもながら私見です。
医学的な定義とは異なるかもしれないことをご承知置きください。
自分で自由に体を動かす人がひとり増えれば、日本がひとりぶん元気になります。
2020ならまだ充分に間に合います。
自由体操で動かしましょう。

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