自由体操~人生は体操だ。

心がけるだけでだるさも痛みも運動不足もぜんぶ解消

33, 膝を抱える ~ 人前での「良い姿勢」はそればかりだと健康に「悪い姿勢」になる

諸事情にてしばらく投稿を怠っておりました m(_ _)m

その間にじつはブログのサブタイトルを変更していました。

自由体操~人生は体操だ。

これが新タイトルです。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

では、ブログを再開いたします!

 

アンチエイジングを実感

自由体操のおかげでこの1ヶ月も健康は維持、いえ、やや改善、という実感があります。

(また、読者のみなさんのおかげでこの1ヶ月もアクセス数は順調に伸びてすでに45,000を超えています) 

昨日より今日、先月より今月、去年より今年。

少しずつとはいえ、52歳にして健康の改善感が得られていることは嬉しい限りです。

 

じつは昨日、数年ぶりにジョギングをしました。

走ってみようかな、と思ったのも体調が良いからです。

自由体操はおおざっぱに言うと、

適当に体を動かしていればなんとかなる

です。

一方で、

散歩やジョギングばかりではいけません

ということもたびたび申し上げています。

同じことばかりしていると、使われないところはいつまで経っても使われないからです。

「ラジオ体操最強説」はやはりそれが体中をまんべんなく動かす体操だからです。

自由体操的に言えば、

ラジオ体操は、分解しても適当でも、とにかくやればよいです

ということになります。

正確にできないならやらない、とか

チャーンチャーカチャッカチャカという曲がないとできない、

なんていうのは愚の骨頂です。

こんなだったっけ?で、いいんです。

「なんちゃってラジオ体操」でいいんです。

特にお勧めしたいのは「体側を伸ばす運動」です。

日常生活に欠ける動きなので体側(脇腹)はわざわざ動かしましょう。

日常生活にない動きをする

同じことばかりしない

ふだんしないことをする

それは、メンタルヘルスの向上や認知症予防にも通じます。

私は昨日、ジョギングをしました。

まさにそれは「ふだんしないことをする」でした。

そしてそれは、爽快でした。

わずかに代々木公園を1周しただけです。

それもかなりゆっくりめのペースでした。

でも、一応一度も歩かないで走り続けました。

なぜ唐突に走れたか?

それはふだんから自由体操をしているからです。

「自由体操な毎日」は毎日がきわめて軽ーい準備体操をしているようなものです。

一念発起してジム通いを始める

そういう感覚とはまったく違い、自由体操の延長として、ただなんとなく走ってみようかな、と思いたち、そのまますんなり走り出していました。

一念発起で始めたものはたいていすぐに終わります。

 

走ってみようかな

じつは、そう思った理由がもう一つあります。

それは「あること」により腰痛の改善が前進したからです。

骨盤のずれ

腰痛に気づいたのは昨年の夏でした。

娘と娘の同級生を引率してサマーランドに行ったときのことです。

プールから上がろうとしたら腰が痛かったのです。

日常生活に支障がなくて気づきませんでしたが、「プールから上がる」というふだんしない動作をしたことで腰に問題を抱えていることが発覚しました。

いえ、よく思い出してみると、以前から靴下を履くとき、左の腰には違和感がありました。

たったまま靴下を履こうとすると左だけ少し痛いのです。

だから、だいぶ前から椅子に座って靴下を履いていました。

そうやってふだんの生活の中でなにげなく痛みを避けていたため、左の腰部周辺の筋肉は強ばり続けていたのでしょう。

私は、サマーランドでふだんしない動作をしたことによって痛みを感じ、それによって腰が固くなっていること気づいたわけです。

以来、ずーーーっと自由体操と自由セルフマッサージで凝りをほぐしてきました。

効果はすぐに現れ、また効果は持続しました。

おかげで、ここ1年は痛みはかなり軽くなっています。

今年の夏はプールから上がるときの痛みはほとんどなくなっていました。

とはいえ、完全には痛みは消えませんでした。

いえ、「痛み」と呼ぶほど痛くはないのですが、左の腰には右にはない「張り」が残っていました。

いくら揉んでも「芯」のようなものは消えませんでした。

たしかに、自分で揉むのでは背中の深部に力が届きません。

床にボールを置いて背中をグリグリ。

それもちょくちょくやっていますが。

私はセルフマッサージの限界を感じていました。

やはり、プロにマッサージをしてもらわないと完治しないかな、

でも、マッサージにお金使うほど痛くはないんだよな、

ま、いいか。

ここ半年ほど、そう思っていました。

腰痛とマッサージについてはこちらの過去記事もご参照下さい。

 

そんなある日、新聞の折り込みに「新規オープン!骨盤矯正の無料体験」というチラシを見つけました。

早速予約を取って診てもらったところ、

「そり腰ですね」と言われました。

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左は5年前、右が今回

たしかに5年前に比べると、お尻がぽっこりと出て腰がそって、ふんぞり返ったような姿勢になっています。

なるほど、PTAの会長などを務めていると、人前で見栄えの良い姿勢にしようとして胸を張ったりします。

自由体操の体操カタログでも早々と第2回目には「背筋を伸ばす」をご紹介しました。

しかし、「良い姿勢」を心がけるあまり、胸を張ったり、背筋を伸ばしてばかりいて、

背中を丸める

とか、

腰をかがめる

のような動作が少なくなっていたのでしょう。

このブログでは「右をやったら左も」とか「前をやったら後ろも」などと「均等の心がけ」をお伝えしてきたのに、私自身にそれができていませんでした。

 

そういえば、知り合いの議員に自由体操を勧めていたとき、

議員は「なるほど、少しでも動かした方がいいんだね。良い姿勢をキープするのには相当な自信があるんだけどね(笑)」と言っていました。

PTA会長どころではありません。

議員こそ「良い姿勢」のままじっとしていなければいけません。

そして、議員はひどい腰痛に悩まされていました。

つまり、人前での「良い姿勢」は、そればかりしていると健康に「悪い姿勢」になるわけです。

治療院での姿勢チェックで「そり腰」が判明して以来、こんな自由体操を積極的に取り入れています。

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膝を抱える

3週間前はこれをするのがかなり痛かったのです。

これで痛みを感じるのは、背中を丸めるようなストレッチを全然していなかった証拠です。

しかし、その痛みは1週間後には「痛気持ちいい」に変わり、いまはもう痛みなくキュッと小さく丸い体育座りができます。

無料と有料

適当に自由体操していただけでは完治しなかった腰痛ですが、治療院の「無料診断」のおかげで解決方法が見つかりました。

この1年、腰の痛みの90%は解消していましたが、最後の10%がずっと残り続けていました。

それがこの3週間「腰を丸めることを意識した自由体操」を行っただけで、一気に99%まで痛みは解消しました。

年内にはまちがいなく100%完治するでしょう。

「骨盤のずれ」という原因に気づかせてくれた治療院に大感謝です。

 

ちなみに、その治療院の「開店記念無料体験」は姿勢チェックと10分くらいのマッサージだけでした。

無料体験の際には、有料の「トムソンベッドによる骨盤矯正(3,000円)」と「シックスパッドの何倍も効くEMS治療(3,000円)」と「保険内治療の指圧(2,000円)」を勧められました。

骨盤のずれという原因が分かったので「あとは自由体操で治せる」と思いましたが、原因を特定してくれた御礼と好奇心もあってこれらの治療を有料で受けてみました。(合計8,000円)

するとこんどは「1回9,000円の治療を半年ほどかけて60回受けて頂ければ必ず完治させます。通常54万円ですが、オープン記念につき今だけ45万です」と勧められました。

じつは、個室で待っている間、他の5、6室すべての部屋からこれと同じ内容の「セールストーク」がまる聞こえだったのです。個室の壁は天井まで達していませんし、ドアがなくカーテンだけの個室も多かったので、すべて筒抜けでした。

私はお断りしましたが、帰り際、複数のお年寄りが45万円を支払っていたのにはびっくりしました。

もちろん、治療院でも治して頂けるでしょうが、自分でも治すことはできます。

先ほど申し上げたとおり、私の腰痛は3週間の自由体操だけで劇的に改善されました。

ちなみに、いま話題の「ゼロトレ」でもいいと思います。

ホームページの動画をちらりと拝見しただけですが、体育座りのような効果を持つ運動が多く含まれていそうです。

「ゼロトレ」は各部位が本来あるべき元(ゼロ)のポジションに戻すことで、、、

つまり、ゼロトレは「歪みを矯正する」効果があるわけです。

一日たった「5分」。 

で、いいそうです。

でも、70分/18,500円から120分/28.,500円まで各種レッスンがあるということから、きちんとした指導を受けないとできない体操なのかもしれません。

75万部売れているという書籍(1,296円)を読むだけではできないのかもしれません。 

そういうときは「なんちゃってゼロトレ」です。

動画で公開されてる動きをヒントにしてあとは自己流でやります。

自由体操は適当に体を動かすだけです。

自由体操はトレーニングではないので「トレゼロ」です。

お金と時間がゼロの心がけです。

 

私の腰痛はそんな自由体操のおかげでいま完全な治癒に向かっています。

 

自由体操は自分の体と向き合いながら不調を改善したり痛みを解消させたりします。

ただし、自由体操で軽減しない痛みには重篤な疾患の兆しも含まれています。

自分と向き合うということは、その兆しに気づくということです。

いつもとちがう

なんか変

そう思ったらまずは医師に診断してもらいましょう。

 

 

記事はいつもながら私見です。 

2020ならまだ充分に間に合います。

自由に体を動かしましょう。