いつでも、どこでも、どんなふうにでも、体のどこでも、少しでも、自由に動かす。
それが自由体操です。
肩や足首や首を回しましょう。
そう言っている私の頭が回っていませんでした。
そのことにいち早く気づいてツィートしてくれたのは他でもなく、
このブログで自由体操人たちを描いてくれている小池アミイゴさんでした。
避難所とかに避難されている方、日常のちょっとした体の動きが健康を保つことにつながりますよ〜!
— 小池アミイゴ (@amigosairplane) July 12, 2018
手前味噌で恐縮だけど、うちの息子の小学校のPTA会長の唱える"だれでも無理なく続けることのできる健康法"「自由体操」https://t.co/sH6pIXBRf4
無理なく試してみてくださいね〜 pic.twitter.com/Z2POdT8Iqi
この自由体操人は「腰をひねる人」です。
アミイゴさんはいつも自由に自由体操人を描いてくれますが、このときはなぜか、寅さん風。
呼び止められた寅さん風の自由体操人が腰をグイーとひねって振り向いてます。
こういう「おおげさな仕草」は体に良く効く自由体操です。
「18, 肩をすぼめる」でも同じことを書いています。
その一方で、「ほんの少しでも」体を動かせば、それも体に良く効く自由体操です。
しかし、今の季節は、まずは熱中症の心配です。
とにかく、「ほんの少しでも」涼しい場所で過ごすことが第一です。
熱中症の心配がなかったら、「ほんの少しでも」体を動かしましょう。
それだけでも体に良く効きます。
「おおげさな仕草」でなくても「ほんの少しでも」いいんです。
振り向くのか、振り向かないのか、首で振り向くのか、腰か
寅さん風の自由体操人は腰を大きくひねって振り向きましたが、
もっとずっとおくゆかしく、
寅さんのお相手のマドンナのようにスッと振り向くだけでも、、、
いいんです。
このマドンナ、かなりの自由体操人です。
彼女のように、肩を回さないで、真横まで首を回せたら、
つまり、あごが肩の上まで来るなら、
つまり、後ろから呼んだ人に、横顔をさりげなく見せられるなら、
肩こりなんかとは縁がありません。
一方、自由体操人の寅さんのように腰で振り向く人は、マドンナではなく、肩こりに縁がありそうです。
肩こりの自覚があれば、まずはゆっくりと、肩を回さないようにして、首だけで振り向いてみて下さい。
くれぐれも無理をしないで下さい。
無理をするとかんたんに首筋を痛めます。
「振り向く」どころか「斜め前」くらいでもう精一杯かもしれません。
首は、前後、左右、ぐるぐる回し(回転)、振り向き(回旋)ができます。
これだけ自由に動かせる首は、逆に動かさないでおくと、肩こりなどのトラブルの宝庫になります。
鍼灸、指圧、カイロに通い詰め、器具、グッズ、薬を買い漁り、肩こり解消に30年を費やしてきた私が最後に偶然たどり着いていたのが自由体操です。
「ほんの少しでも」いいから、自分で動かす。
そんなことには、前々から、うすうす気づいていたのです。
でも、ずっと動かさなかったのは、
「肩こり○○体操」みたいなのを「ちゃんと」やらないといけない、
そう思っていたからです。
でも、結果的には、動かし方なんてなんでもよかったんです。
「ちゃんと動かさないといけない(みたい)なので、動かさない」
これが運動不足人が自分から落ちちゃっている落とし穴です。
人はそれを、、、
固定観念
と呼びます。
固定観念は肉体も固定します。
運動不足人はまずこの固定観念を動かしてやわらかくしてください。
そうすれば体も自由に動き出します。
ほんの少しでも動かしていれば、少しずつですが、もっと動くようになります。
昨日より1度回せる。
1度なんてほとんど変わらないようなもんですが、それが1ヶ月続けば、
30度
30度と言ったらスキーなら度肝を抜かれる急斜面です。
すみません。
スキーは関係ありませんでした。
固定観念にとらわれない自由な発想で変な例えになりました。
そういえば、、、
「振り向く」というと、私たち世代は「エメロンシャンプーのCM」を思い出します。
レポーターが後ろから声をかけると、街ゆく女性が「振り向く」というCMなのですが、
流れている曲は「ふりむ~かないで~♪」
これも自由な発想?
自分で自由に体を動かす人がひとり増えれば、日本がひとりぶん元気になります。
2020ならまだ充分に間に合います。
自由体操で動かしましょう。

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