自由体操~人生は体操だ。

心がけるだけでだるさも痛みも運動不足もぜんぶ解消

32, 見上げる見下ろす ~思い浮かぶのは坂本九さんの「見上げてごらん夜の星を」だけ

前回の体操カタログは「首を倒す」でした。

「振り向く」「首を回す」もすでにご紹介しました。

左右、回旋、回転、そして、首の動きはもう一つあります。

 

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上下(前後)

 

首を前後に倒す動きは、首を左右に倒す動きと似ていますが、大きくちがうところがあります。

それは、視界の変化です。

試しに、首を左右に倒してみて下さい。

でも、見えているものは同じです。

次に、首を前後に倒してみて下さい。

いかがですか?

圧倒的に変わりますね。

前に倒す、つまり見下ろしたときは、座っていれば自分の腿が見えます。

立っていれば、床や道路や地面が見えます。

これはまあ、たいした変化ではないです。

近くであり、見慣れています。

こんどは、後ろに倒します。

つまり、見上げます。

見えるのは、ふだんあまり見ない景色です。

屋内にいれば天井が見えます。

模様、木目、染み、汚れ、照明器具、配管、、、

ふだんから視界には入っていますが、じっくり見ると、真上はそうなっています。

外にいれば空が見えます。(見えるはずです)

青空、太陽、曇り空、雲、鳥、飛行機、星、宇宙、暗闇、、、、

それが、あなたの真上です。

物が落ちてきてあなたに当たるとしたらそこから落ちてきます。

(台風だと真横からも来ますが)

杞憂

昔々の中国に「杞」という国がありました。この「杞」の国に「天が落ちてきたり、地が崩れたりしたら、どうしよう?」と本気で憂う(心配する)人がいました。

という故事(昔のお話)から、「杞憂」は「心配する必要のないことを心配する」というような意味で使われます。

「無駄なこと」という意味でも使われます。

無駄 → 余計 → 自由体操

日常生活動作になんでもいいので余計な動きを加えて下さい。

それが自由体操です。

自由体操の別名は

加動

です。

心配する必要はありませんが、体を動かす必要は大ありです。

 

「上を向いて」も「見上げて」も 

試しに「見上げる」をググってみたら、これといった「固有名詞」のヒットはありませんでした。

「見上げる」という表現は、意外にもまだ「手垢にまみれていない」ようです。

小説や映画のタイトルで使うなら今がチャンスかもしれません。

(ちなみに、いま「冷めない」を検索したら「コーヒーが冷めないうちに」ばかりです)

「見上げる」には特定のイメージがありませんが、意外なほどたくさんの「健康的な効果」があるようです。

いわゆる「まとめサイト」にはこんな効果が挙げられています。

  • 背筋が伸びる
  • エンドルフィンやドーパミンが分泌される
  • 嫌な記憶が消去される
  • ストレスが解消される
  • 自律神経が整えられる
  • 視力が回復する

最後は、「だから『上を向いて歩こう』」とまとめられています。

上を向いて歩くとなにかにぶつかる危険があるので、個人的にこちらをお勧めします。

『見上げてごらん夜の星を』

「見上げる」を検索してもなにもヒットしませんが、「見上げて」だとトップヒットは全部これです。

坂本九さんのオリジナルだけでなく、ゆず、華原友美さん、平井堅さんらのカバーも検索上位に入っています。

ちなみに、平井堅さんは、お住まいが近いので界隈でお見かけします。訳あって、お話をしたこともあります。 

ちなみに、坂本九さんは、昭和のむかし原宿にあった「福禄寿飯店」という中華料理店で何度かお見かけしたことがあります。私はお話ししていませんが、週刊誌の編集部にいた父が挨拶をしていました。ボクが小学生の頃です。

坂本九さんが永眠されている菩提寺に、うちの墓もあります。

先日のお彼岸にも綺麗なお花が供えられていました。

合掌。

 

 

記事はいつもながら私見です。 

2020ならまだ充分に間に合います。

自由に体を動かしましょう。