自由体操にはやり方がありません。
自己流、自分勝手、適当、いい加減、、、
体を動かせば、なんでもいいんです。
無理さえしなければ、なんでもいいんです。
好き勝手に自由体操をしていると、自然と気づくことがあります。
たとえば「反対側もする」
以前「4, 胸を張る」をやりましたが、だったらその反対側もしましょう。
胸をすぼめる
右をやったら左もする。
ま、これはふつうです。
前をやったら後ろもする。
これ、忘れがちです。
上をやったら下もする。
これも、忘れそうです。
好き勝手に自由体操をしていると、自分の体について、自然と気づくことがあります。
それに気づけるのは、自分の体に目を向けるようになったからです。
自分の体に興味を持ち始めたからです。
自分の体と親しくなってきたのです。
自由体操って、自由って言うけど、どうやったらいいんだろう?
そう思っているあなたはまだ、自分の体と他人の関係です。
もちろん自分の体のことは知っています。
でもそれは、あくまでも「知っている」という程度。
ただの「知り合い」です。
でも、自由体操を「はじめない」で「続けない」で、ただ心がけていると、そのうちにあなたは自分の体とただの「知り合い」でなく「仲の良い友だち」になります。
すると、自分の体のために何かしてあげたくなります。
困っていることがあったらやさしくしてあげようと思います。
固まっているとこがあったらやわらかくしてあげようと思います。
テレビで見た体操をやってみるのもとてもいいことです。
それはちょうど、自分の体に「知り合い」を紹介するようなものです。
でも、これがただの「知り合い」同士だと名刺交換して終わり、みたいなことになります。
ですから、自分の体とは「知り合い」以上の仲になっておく必要があるわけです。
自分の体と仲良しなら、他人の勧める体操との相性も自然にわかります。
「○○体操」って今の自分のつらい部分によく効くだろうな、とか。
そうでもないのに、ただやってみるだけなら、その体操とはその場限りになります。
相性バッチリで、その体操と仲良くなれて、毎日(のように)心がけるようになれば、その体操はあなたの自由体操になります。
それはあなたの
自分体操
になります。
自分で自由に体を動かす人が一人増えれば、日本が一人分元気になります。
2020ならまだ充分に間に合います。
自由体操で動きましょう。